Q 01: MBTIとはどういう検査なのですか?

  • MBTIは性格診断テストではなく、私たち一人ひとりが自然と行なっているものの見方、判断の仕方、興味関心のエネルギーの方向といった『心の認知パターン』について、回答をもとに、MBTIの有資格者の支援を受けながらあなたの「行動パターン」ではなく、「認知のパターン」を分析し、理解を深めるメソッドです

  • え?認知の方法に個別のパターンがあるの?

  • そうなんです!私たちの心というのは、絶え間なく情報を収集しては判断するといった働きをを繰り返して生活をしています
    しかしその認知のパターンは、呼吸と同じように本人にとって当たり前にしていることのため、自分の認知パターンだけでなく、一人ひとりに異なるパターンがあるということに気づかないことがほとんどなのです

  • 自分のモノの見方や判断の仕方はあたりまえ
    それが“ふつう”なので、改めて考えたこともないし、人と違うという意識もないな

  • 多くの人は他人も自分とおなじパターンで心が動いていると思い込んでいる場合が多いのです
    そのためにミスコミュニケーションや誤解が生じていると考えられます
    自分の認知パターンを知ることで、自分がなぜそのように考えたのか、何に価値を置いて判断をしたのかが明確になるんです

  • そういえば、考えが正しく伝わってなかったり、上司の話している内容の大事なポイントがいまいち理解できないことって、よくあるよね

  • なるほど… 自分の認知パターンが明確にならないと、特に異なる認知パターンを持っている人のことは、誤解してしまっているかもしれませんね

  • そういう経験は誰しもありますよね
    自分の「認知のパターン」が簡単にわかればいいですよね
    でも、自分だけでは認識しづらいので、MBTIIは有資格者の支援のもとで、回答された結果をもとに多くの演習などを通じて、回答者自身の認知スタイルを一つ一つ確認しながら分析を進めていくメソッドだと思ってください
    このプロセスをMBTIは最も大切にしています
    それは簡単に理解しようとすると、自分の認知の範囲内で自分の理解や、行動のパターンの理解にとどまってしまうからなのです

  • 認知パターンを知るためのメソッド(手法)と言われると分かりやすいです
    「検査」だと思うと、何だか判定されり、決めつけられるるみたいでちょっと緊張してたもの

  • MBTIも性格検査のひとつですが、「性格診断テスト」とは違います
    MBTIは受検者の利益のためだけを追求して開発されたものですから、93項目ある2択の質問項目に回答してもらいますが、その結果が、行動レベルの自分にとどまっていないか、自分の心のパターンを表してくれているか、こうありたい自分で回答していないかなど、いろんな演習を体験しながら、確認し、自分に対する認識がそのたびに深まることに重点をおいています

  • なるほど、確かに行動パターンでなんでも自分のことを考えがちかもしれません
    MBTIはもっと深い所を見ているんですね
    でも、なんで質問は、二択なんですか?

  • とても大事な視点をありがとうございます
    それはユングの心理学的タイプ論という理論がもとになっているからなんです
    誤解を恐れずに簡単にいうと、ユングは、人の認知は、光と影、プラスとマイナス、前と後ろ、などと同じように、「二律背反」で成り立っていると考えたんです
    なので、質問はすべて二択なのです

  • なるほど、です
    ということは
    どちらか一方を選んで回答するんですね

  • そうなんです
    MBTIは、二択のどちらか一方を、自分に近いとか自分にしっくりくるほうを選んでもらうのですが、それはあなたの心の利き手と思う方を選んでもらっていると考えてください
    両方もっているけど、どちらかというと優先して使っているほうがあなたの「こころの利き手™」であろうと
    で、心の利き手がいくつか組み合わさって心の認知パターンが生成されるのです

  • そういうことか
    なるほどぉ
    で、MBTI有資格者の方の支援のもとで、自分の本当の利き手はどっちで、本当の自分の認知パターンはどれなのかを、体験しながら確認していくのがMBTIなのですね

  • はい


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