Q 21: MBTIの認定ユーザーの役割とは何ですか?
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MBTI認定ユーザーとは、MBTIを用いて自己理解を支援したり、リーダーシップの開発を支援したり、コミュニケーションの向上を支援したり、チームビルディングを支援する役割を持つ人たちです
簡単にいうと人の成長に関わる分野の専門家でMBTIをその分野で効果的に用いることができる支援者です
MBTIの有効性・有益性の是非は、認定ユーザーのレベルで決まると言っても過言ではないほど、MBTIメソッドにおいては、非常に大切な役割を担っています -
なるほど、受検者を適切にサポートしないと、人と比べてみたり本人に焦点の当たらない、勝手な解釈や思い込みも生じてしまいかねませんね
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そのため日本ではMBTIの認定ユーザーの合否の審議と育成は慎重に実施されており、認定ユーザーになるためには、5日間のトレーニング講座で国際規格のコンテンツをもとに日本人にMBTIを実施したりフィードバックをするうえで必要な知識はもちろん、フィードバックのスキルを身に着けてもらいます
その上で、最終日には国際規格の資格付与試験を受験し、試験に合格して初めてMBTIの取扱資格が得られることとなります -
また、一度資格をとったら終わりではなく5年ごとの更新制度を導入しています
それは、自己理解を支援する専門家でかつMBTIは心の成長の指針を提供しますので、専門家本人が自己理解を常に意識して、成長への努力がなされていることが不可欠となります
そのための継続学習が多く準備されていますし、心理検査の専門家ですから、自分の支援の方法が適切なのか否か第三者の視点で指導を受けることも必須となっています
それらを5年の間に継続学習として必要な講座や研修を受け、ポイントを取得していないと、自動的に資格は抹消されます -
5年ごとの資格更新の制度があるのは素晴らしいですね
ユーザー自身がつねに自己理解を深め、支援者としての質を磨き続ける
つまり自分が成長してることが求められる、ということになりますね -
日本では、2024年1月現在でのべ3000人の認定ユーザーが誕生しています
MBTIは人の成長を支援する分野であればどんな分野でも有効に使えますため、現在、とても幅広い分野の専門家の方が、MBTIの認定ユーザーとして活躍されていて、ほんの一例ですが、例えば、企業における人材開発の講師やトレーナーをはじめ、コンサルタント、コーチ、キャリアコンサルタント、臨床心理士、公認心理師や、医師、看護師、弁護士、社労士など多岐にわたっています